以前、ニュージーランドのケアホームで働いたお話をご紹介しました。
ワーホリをする人の中には、ネイティブ環境で活発なコミュニケーションを取りながら働きたい、と考える人も多いのではないでしょうか。私もそのひとりで、ワーホリ中はいくつかのローカルジョブを経験しました。ワーホリのローカルジョブと聞[…]
この会社は地元の医療法人が運営母体だったので、ネイティブ環境で働くというとても貴重な経験ができました。
そこで今回は、ローカル企業で働いて感じた「ローカル企業で働くべき3つの理由」をお話したいと思います。
これからワーホリをしようと思っている方は、ぜひ参考にしてくださいね!
ワーホリでローカル企業で働くべき3つの理由
なんといっても英語力が上がる
ローカル企業で働けば間違いなく英語力が上がります。
言語習得のプロセスを知っていますか?
人、「聞く」→「話す」→「読む」→「書く」という順番で言語を習得するんですが、これは英語だろうと日本語だろうと同じです。
よく赤ちゃんが例に出されますが、赤ちゃんはまず両親が発する言葉を聞くことから言語習得を開始します。
それと同じで、英語ノンネイティブの私たち日本人は、英語においては赤ちゃんと同じ状態です。
つまり、ネイティブスピーカーと一緒に働くことで、ホンモノの英語を「聞く」ことから言語習得ができるわけです。
ここで言うホンモノの英語とは、ネイティブならではの言い回しや、学校では習わないような単語のこと。
働いてみるとほんとうによく分かるのですが、語学学校で聞く英語と、日常生活や仕事で使う英語は全然違って聞こえます。
語学学校の先生は、生徒のレベルに合わせて丁寧な英語で授業をするので、極端な短縮形や訛りは目立ちません。
そして聞き取れる速さで喋ってくれます。
しかしネイティブと一緒に働くとなると、そうとは限りません。
私たち日本人が略語や造語を使うのと同じように、彼らも独自の言い回しをします。
ネイティブスピーカーが話す英語を常に聞きながら働くことになるので、英語力の中でもリスニングとスピーキングは特に鍛えられます。
海外で働いていることを実感できる
現地には日系のスーパーマーケットや居酒屋、レストランがたくさんあります。
実は、こうしたお店は日本人スタッフを募集するので、そこで働くワーホリ日本人が非常多いのが現状です。
しかし、ワーホリ日本人が口を揃えて言うのは「日本にいるみたい」です。
日系のお店で働くとスタッフ同士は日本語で会話をするので、英語を話すのはお客さんと会話する時だけ。
お客さんと会話できるんだったら問題ないのでは?と思うかもしれませんが、お客さんとの会話で使う英語は決まったフレーズがほとんどなので、自分から積極的に話しかけない限りは会話も広がりません。
その点、ネイティブ環境で働くと必然的に英語でコミュニケーションを取ることになるので、海外生活している実感は100%得られます。
日系のお店で働くのがだめというわけではないんですが、やっぱり「もったいない感」があるのは事実です。
せっかく海外でワーホリをしているのだから、「日本にいるみたい」なんてことを思ってしまう人が、ひとりでも少なくなるといいなと思っています。
給与面の待遇がいい
ローカル企業で働くと、日系のお店で働くよりも好待遇です。
私が働いていた2018年の最低賃金は16.50NZDで、2019年の最低賃金は17.70NZDでしたが、私の知る限りでは日系のお店はどこも最低賃金で求人を出していました。
そんな中、ローカルんケアホームで働いていた私が得ていたお給料は19.80NZDで、最低賃金よりもはるかに高い金額でした。
また、働いていたケアホームとは別の施設の面接も受けていたのですが、その施設では23.50NZDという驚きの高時給を提示されました。
残念ながらこの施設の面接は落ちてしまいましたが、日本人だからと言って弱気になる必要はないんだなと実感した出来事です。
日本人だろうがなんだろうが、ワーホリにはいくらでもチャンスが転がっているので、ぜひローカル企業に挑戦してくださいね!
まとめ:ローカル企業で働くチャンスはいっぱいある
以上、ローカル企業で働くべき3つの理由でした。
- 英語力を伸ばしたい
- 海外生活を実感したい
- お給料もしっかりほしい
そう思ったら、ローカル企業一択です。
もし今、日本人ワーホリにローカル企業なんて無理だと思っているのなら、それは単なる勘違いですよ!
私のように日本で取った資格があるならそれを活かして現地で働いても良いし、誰にも負けないという分野がある人は、得意分野を活かして働くのもあり。
行動するのみです!
思っている以上にワーホリはあっという間に終わってしまうので、より充実したワーホリ生活を送るためにも、思いついたら即行動!を心がけてください^^