外国人の彼とは出会った時から今までずっと遠距離です。
彼と付き合うことになった時、「I think you're a nice person. You're kind and patient.(君は素敵な人だと思う。優しくて我慢強いよね。)」と言われ、正直微妙な気持ちになったのも今となっては昔のこと。
彼の言葉が褒め言葉だとは思えなかった私は、「I'm not patient as you think.(そんなことないよ。)」と返しながら、この男には何も期待せずに付き合っていこうと、この時謎の決意を固めました。
そしてこれこそが遠距離でも仲良く、ストレスフリーでやっていける秘訣だと思っています。
パートナーへの期待が低いほど遠距離が上手くいく理由
恋人にはいつでも傍にいてほしい、頻繁に連絡をしてきてほしい、そういった期待を抱く女性は多いかと思いますが、遠距離ではそれが叶いません。
頻繁に会うこともできなければ、時差のせいでいつでも連絡がつくわけでもないので、「仕方ない、遠距離ってそういうもんだ」という割り切った考えも必要になります。
そう考えながら遠距離をしていると身に付いてくるのが、相手に期待しすぎない力や相手に求めすぎない力。
ここまで遠距離を続けてきて、私はこうした力がたいぶ養われてきたなと感じています。
パートナーへの期待が低いと小さなことへの感謝が増える
相手に期待しすぎないこと、相手に求めすぎないことがなぜ仲良く長続きするコツなのかというと、元々の期待が低い分、相手が何かをしてくれた時の感動が大きくなるから。
そして相手の行動や言動全てがとても貴重に思えて、素直に感謝できるから。
「いつもは時差でなかなか電話できないのに、今日はいつもより10分多く話せた!」とか、「遠くにいる彼からサプライズで手紙が届いた!」とか。
積み重なっていくそんな小さな幸せが、いつしかとても愛おしいものに思えてきます。
相手に対して「なんでもっとこうしてくれないの?」と不満を抱えて過ごすよりも、「もし彼がこんなことしてくれたら、嬉しいだろうな」と思って過ごす方が、精神的負担が軽くなるのは想像できますよね。
実際、私たちは出会った時から遠距離ということもあって、私は彼に期待していないどころか、いろんなことを諦めていました。
デートは半年に1回くらい?それとも年に1回できたらマシな方?
時差があるから音信不通なんて日常茶飯事かも・・・など。
しかし、私の予想を裏切って彼は1~2ヶ月に1回は時間を取って会いに来てくれます。
また、おはようやおやすみのメッセージを私の生活時間に合わせて送ってきてくれることもしばしば。
さらに仕事でいろんな国へ行く彼は、「今日は○○にいるよ」、「○○を食べたよ」、「こんな素敵な景色を見たよ」といった具合で、数々の写真を共有してくれます。
こうした彼の行動は、付き合う前には一切期待していなかったことばかりということもあって、ひとつひとつの言葉や行動がとても嬉しく、いつも感謝の気持ちでいっぱいになります。
初めは意識的に「相手に期待しすぎない」こと、「相手に求めすぎない」ことを心がけていた私も、今となっては自分は大切にされているという実感が得られるようになり、ストレスなく関係を続けることができています。
遠距離をする上で、安心させてくれる相手であるかどうかはとても重要です。
パートナーへの期待が低いと自分の時間が充実する
幸いなことに、私は彼以外に夢中になれる趣味や仕事があるので、遠距離が苦痛でどうしようもないと感じることもありません。
もちろん寂しい時や会いたくて仕方ないと思う時はありますが、恋愛をオプション的に捉えておけば、彼が生活の中心になることもありません。
勉強に打ち込んだり、気の合う仲間と出かけたり。
彼が近くにいたら自分の時間を減らして、デートの時間に費やしていたと思うので、遠距離だとかなりのびのび過ごせます。
そして多分、こういう私の過ごし方は彼から見ても理想のはずです。
付き合う前に「君はpatientだから」とか言ってくるような彼なので、ひとりで自分の時間を楽しめる女性は魅力的に映るのではないかと思っています。
もっと言うと私よりも彼の方がマメなので、自分の時間を充実させられる遠距離の方が私には合っているのでは?と思うほどです。
パートナーではなく自分に期待できるようになると無敵
私は彼と付き合うようになって、自分への期待がどんどん高まってきました。
- 次に会うまでにもっと英語を磨こう
- 次に会うまでに仕事で何か成果を出そう
- 違う国でもどんどんデートしよう
など、彼と出会ったことで視野が広がり、実際に行動力も上がりました。
彼は日本語も結構話せるので、それに感化されて私ももっと英語力を上げるぞ!と勉強を続けていますが、「昔より上手く話せるようになったね」なんて言われた時には、本当に嬉しかったですよ。
そして、もっともっと頑張ろう、という気持ちにもなりました。
またふたりともフットワークが軽いので、世界のどこだってデートできるような気がしています。
彼と一緒にいろんな国でいろんな思い出が作れそうなだと思うと、もうわくわくが止まりません。
私たちは日本人と中華系シンガポーリアンの国際カップルで、出会った時からずっと遠距離です。そんな彼と、シドニーで現地集合・現地解散の旅行をしました。なんと1泊2日でした。(笑)お互い仕事の合間を縫ってのデートだったので[…]
このように、国際恋愛や遠距離恋愛を通して自分の成長を感じている人も多いのではないかと思います。
パートナーではなく自分自身に期待できるようになると、完全に無敵です。
まとめ:パートナーへの期待を手放して遠距離を楽しもう
当初、期待ゼロどころか諦めモードで始まった関係ですが、今となってはストレスフリー。
遠距離がつらくて心が折れそうという人は、一度相手への期待を全て捨ててみることをおすすめします。
そしてその分、自分のことを見つめる時間に変えてください。
きっとポジティブで充実した毎日を過ごせるようになりますよ!
そういう私も引き続き彼への期待はほどほどに、これからも仲良くしていきたいと思います。