遠距離をしている外国人の彼とはオンラインで出会いました。
我ながら現代っぽいなと思います。
そんな私たちは出会った時から遠距離なのですが、このことを周りに話すと「なにそれ?そんなこと可能なの?」とびっくりされることが多いです。
ふたりともフットワークが軽くて、相手に依存するタイプでもないので、遠距離でも意外と楽しくやっているわけなんですが、周りからしたらかなりの少数派かもしれません。
確かに私の友人の中には出会った時からずっと遠距離をしている人はいないので、珍しいんだろうなという自覚はあります。
今回は、そんな遠距離の彼との馴れ初めについて、記憶を掘り起こしながら書いてみようと思います。
外国人彼氏との出会いは言語交換アプリ
オンラインで出会うと言ってもいろいろあると思いますが、私たちが出会ったのは言語交換アプリです。
当時ニュージーランドで暮らしていた私は、言語交換アプリを使って現地の友達を作っていました。
アプリでは現地生まれのkiwiをはじめ、別の国からニュージーランドに移住してきた外国人など、いろんな友達を作ることができました。
そして彼らとは、バーベキューをしたりビーチへ出かけて遊んだりと、現地の生活を満喫していました。
せっかくの海外生活、やっぱり現地人や英語ネイティブの友達と一緒に過ごすのが一番楽しいです。
そんな中、ニュージーランドとは遠く離れたシンガポール在住の彼ともやり取りをするようになりました。
現地で遊べるネイティブの友達が欲しかった私にとって、シンガポール在住の彼は完全に「この先会うことのない人」でしたが彼とは仲良くなることができました。
また、なぜ遠くに住む彼とやり取りするようになったかというと、彼が英語と中国語、そしてマレー語のネイティブで、さらに日本語も堪能なマルチリンガルだったからです。
言語交換アプリは、私のように現地で遊べる友達を作るために利用している人もいれば、恋人探しのツールとして利用している人もいますが、本来の目的は語学学習です。
そのため、アプリを通じでマルチリンガルの彼と知り合った時は、語学を学ぶには最適の相手だと感じました。
もちろん、この時の私は彼と恋人関係に発展するなんて全く想像していませんでしたが^^;
言語交換アプリで出会った外国人とご対面
彼との初対面はニュージーランドでした。
第三国で「はじめまして」をするという予想外の展開は、私にとって衝撃的でした。
しかも、やり取りをするようになって一週間後のことだったのでなおさら。
初めて会った時は、なぜこの人は今ニュージーランドにいるんだろう?なぜ私はついこの前知り合った人と食事をしているんだろう?と不思議な感覚でした。
そのわりには初対面とは思えないほど気が合い、何を話しても盛り上がったのを覚えています。
この衝撃の初対面以来、彼とは1日の出来事を報告し合ったり写真を送り合ったりするのが日課になりました。
仕事柄色んな国へ行く彼は、各地からきれいな風景やおいしそうな食事、同僚と一緒に観光をしている写真など、たくさん送ってくれるので、遠くにいるにも関わらず身近に感じられました。
彼の分かりにくい告白を盛大にスルー
いつしか彼は頻繁にニュージーランドに来てくれるようになりました。
食事に行ったり買い物に行ったり、シティを散歩したり映画を見たりと、一緒に過ごす時間が増えるにつれ、私は彼のことをもっと知りたいと思うようになりました。
そんな時、彼に告白をされました。
国際恋愛には告白がないとよく耳にしますが、日本の文化にも精通している彼だからか、誠意のある(?)告白をしてくれました。
ところが、これがちょっと分かりにくかったのです。
当時私が暮らしていたニュージーランドには、マヌカハニーという有名なはちみつがあります。
これはニュージーランドの代表的なお土産として知られており、スーパーマーケットなどいたるところにずらーっと並べられている抗菌作用の高いはちみつです。
いつものように一緒に買い物をしていると、マヌカハニーの棚の前で彼が立ち止まりました。
どうしたんだろうと思っていると、「あのさ、はちみつって呼んでいい?」と一言。
彼が日本語で放ったこの言葉に私はポカーンとしてしまったんですが、これが実は「Can I call you honey?」という彼の渾身の告白でした。
しかし私がこのことに気付いたのは後になってからです。
この時彼の言っている意味を理解できなかった私は「はちみつがどうしたの?何言ってんの?」と冷たくあしらってしまい、告白もスルーするという最悪な態度をとってしまいました。
その後ストレートな告白をしてくれた彼
彼の告白をスルーしてしまったその後も、ニュージーランドでのデートは続きました。
今思えば、彼がその後も変わらず会いに来てくれたことには感謝しかありません。
デートの回数が増えていったある日、「Will you be my girlfriend?」と彼はストレートな告白をしてくれましたが、これはさすがに私もすぐに理解でき、とても嬉しかったのを覚えています。
という感じで、彼との馴れ初めを振り返ってみました。
この通り出会ってからずっと遠距離の私たちですが、波長が合うと言うかなんというか、なぜか上手くいっています。
彼の愛情表現は分かりやすいし、サプライズでプレゼントを送ってくれることもあるので、寂しい思いをしたこともあまりない気がします。
記念日でも何でもない日に花束を送ってくれたりもしますが、こういうのってほんとに嬉しいですよね。
ニュージーランドを離れた今となっては、彼とデートを重ねた現地での思い出が濃すぎて涙が出そうになりますが、この先もいろいろな国でデートを重ねていけることが嬉しくもあります。
私に素敵な出会いを運んでくれたアプリには感謝してもしきれません^^
オンラインが発展した現代では、どこに出会いが転がっているか分からないものですね。