海外でモテる日本人女性はブスばかりだとか、外国人が連れている日本人の彼女はブスだとか、世の中ではありとあらゆる噂がささやかれます。
ただこれはあくまで噂であって、海外には誰もが振り返るような超絶美人な日本人女性だっているので、「外国人にモテる日本人女性はブス」論争を繰り広げても仕方ありません。
というわけで、この記事ではちょっと別の角度から日本人女性のブス問題に迫ろうと思います。
テーマは「海外に住むとブス化が進む日本人女性」です。
私が海外での生活を通して、あーどんどんブスになってきたーと思うことを、独自の視点でまとめました。
独自の視点なので、異論・反論大歓迎です!!
海外に住むとブス化が進む日本人女性
私は海外に住むようになって、残念ながらブス化が進みました。
ブス化と言っても、昔はもっと美人だったのに今ではこんなことに・・・といった類の話ではありません。
ここでは、「日本人女性が平均的に備えているであろう美意識を持つ人=美人」、そして「日本人女性が平均的に備えているであろう美意識を徐々に失うこと=ブス化」、としてお話を進めていきます。
(そもそも平均的に備えているであろう美意識ってどんなだっけ?と思ったりもするのですが。例えば、まつエクをつけるほどではないけどマスカラは必須!といった感覚でしょうか。まあ、ここでは割愛します)
ブス化なんて何のことか全く意味が分からない、という方もいると思うので、ここから詳しく解説したいと思います。
海外に住むと日本人女性はメイクをしなくなる
海外に住む日本人女性のブス化が進む第一の理由として、メイクをしなくなることが挙げられます。
日本ではプライベートでも仕事でも、人前に出る時にはバッチリメイクをするのが常識化されています。
人前に出ない時でさえ、毎日メイクは欠かさずする、という人も中にはいますよね。
それが海外になると、スッピンで歩いている現地女性の数がものすごく多い。
元々メイクをしなくても顔立ちがはっきりしている欧米人と比べるのもおかしな話ですが、私はそんな現地の女性たちを見て、毎日メイクをする自分がばかばかしく思えてきました。
そして一度、完全なるすっぴんで外出したのをきっかけに、私はバッチリメイクをする生活に戻れなくなってしまいました。
ノーメイクの楽さに気付いてしまったのです。
それ以来メイクをするめんどくささには勝てなくなり、ちょっとそこまでの買い物も、友人とのティータイムも、何の恥も感じずノーメイクで出かけるようになりました。
日本社会では、メイクは社会人女性としてのマナーだと言われていますが、私が知る限り海外にはそういった習慣はなく、他人が女性のメイクに言及するのは、セクハラやモラハラになります。
そのような環境なので、海外の日本人女性はノーメイクでも堂々と街に出ることができるのです。
というわけで、私もメイクをする機会が激減してしまい、めでたくブス化への一歩を踏み出すことになりました。
海外に住むと日本人女性はファッションが適当になる
メイクで手を抜くようになると、今度はファッションも手を抜くようになります。
日本では、流行を追って毎シーズン新しい服を買うために、気になるショップや行きつけのショップに通う女性、テレビや雑誌で「旬」のリサーチを欠かさない女性、こんな女性がとても多いですよね。
一方で、海外の女性はタンクトップにショートパンツ、足元にいたってはビーサンという、動きやすさ重視ですか?と思うようなファッション。
そしてショップに並ぶ服も一年を通して同じようなデザインなので、流行に敏感な日本人女性には物足りません。
買い物はしたい。かと言って欲しいものが見つからない。
無駄な買い物をするくらいなら今ある服を着ればいいか・・・。
そんなことを考えているうちに、いつしか日替わりで同じ服を着るようになり、何が流行っているのかなど考えることもなくなります。
海外でも日本の雑誌は手に入るし、ネットで調べれば流行りも把握できるので、この服かわいいな~とわくわくすることはあります。
しかし物理的にそれが手に入らない状況なので、見て満足。
さらに、日本の凝ったデザインの服を着て海外の街を歩くと少し浮くのと、丁寧に縫製された日本の服を海外の洗濯機で回すのはちょっと嫌、ということもあって最低限のおしゃれしかしなくなりました。
以前の私は、去年流行った服を今年も着るのはちょっと恥ずかしい!などと思っていたのに、それが今ではまったくです。
そして、周りの目を気にせず何でも着られる海外では、世代を問わずショートパンツやミニのワンピースを着た女性もあふれています。
年相応のファッションをしていないと痛い目で見られる日本とは違い、ファッションにおいて他人への配慮など必要ない海外では、アラフォー以上の女性がショートパンツで颯爽と歩いていたり、おばあさまが可愛らしいワンピースを着ていたりするのはごく普通。
日本ではイタイと思われるファッションが、海外では認められるだなんて最高!ってわけです。
海外に住む日本人女性にとってもはやこの感覚は当然のことですが、日本に住む日本人の目にはブス化したイタイ女性に映るのかもしれません。
でも、本当に楽なので、私はこのままファッションのブス化が進んでもいいと思っています。
海外に住むと日本人女性は気が強くなる
これは見た目ではなく内面的な話ですね。
間違いなく海外に住む日本人女性は日本に住んでいた頃より気が強くなります。
これはなんとなく想像がつくのではないでしょうか。
海外に住む日本人女性は自分で移住を選んだ人、パートナーや家族のために移住を選んだ人、海外転勤になった人など、それぞれ理由や目的は違いますが、その誰もが不慣れな環境に飛び込むことに変わりはありません。
ろくに頼れる人もいない海外で、もし英語が上手く伝わらなかったら?
英語は完璧だけど、初めてのことだらけで何もかも不安だったら?
海外で暮らす中で発生する予想外の問題は、全て自分で解決しなければなりません。
日本では控えめだった女性であっても、海外に住んでいるうちに積極的に発言するようになり、はっきり「NO」と言うこともできるようになり、現地の人と対等にコミュニケーションをとることもできるようになります。
こうなったらもう、気が強くなるもの無理はありません。
日本でウケるおとなしくて控えめで、男性に可愛がられるタイプとはかけ離れた女性になってしまうわけです。
ブスの最終形態ですね。
海外に住むブス化が進んだ日本人女性は本当にブス?
初めにお伝えした通り、ここで言う美人とは日本人女性が平均的に備えているであろう美意識を持つ人のこと。
そういう意味では、日本ではもともと美人だった女性も、海外に住み始めると同時にかなりの速度でブス化が進んでいきます。
もちろん全員が全員そうではないし、個人差もあります。
それでも海外に住む日本人女性は、日本ではウケないタイプの女性になっていく人がとても多いです。
しかし、そんな日本人女性は本当にどうしようもないブスなのか?というと、まったくそんなことはありません。
(ずっとブスブスって言ってたくせになんだよ・・・と思われそうですが)
ブス化する日本人女性は周囲の目に臆することなく自分を表現し、今まで常識だと思っていたことは実はそうではなかったと気付き、より自然な自分としてのびのびと生きているだけなのではないでしょうか。
日本に数多く生息する量産型の美女でもなく、同調圧力に負けて個性を打ち消しながら自分を取り繕っている美女でもない。
海外に住むブス化の進んだ日本人女性は、平均的な美意識から解放され、その人だけの個性を身に付けた圧倒的美女かもしれませんよ?
まとめ:海外でブス化が進む自分を愛していこう
私も、例によって海外に住むブス化の進んだ日本人女性のひとりですが、それで何か困ることがあるかと言うと、まったくありません。
ありがたいことに、すっぴんにぼさぼさの髪で目覚めても「おはようベイビー、今日もきれいだね」なんて言ってくれる少年の心を持った彼がいます。
周りの人にどんなにブスに見られようと、私はブス化していく自分を誰よりも愛していこうと心に決めています。