学生ビザでニュージーランドに入国し、1年間語学学校へ通っていました。その翌年にはワーホリビザを取得し、さらに1年間滞在しました。ニュージーランドのワーホリビザは、現地にいながらオンラインでの申請が可能なのでとても簡単です。[…]
その際、提出方法について日本国総領事館とニュージーランド移民局に問い合わせたらアドバイスをもらえたので、今回はその時のことを紹介しつつ、警察証明書の取り扱い方法を解説します。
ワーホリビザを取得するために必要な警察証明書の提出方法
ワーホリビザをオンライン申請すると移民局から連絡がくる
オンラインでビザの申請をすると、ニュージーランド移民局の担当オフィサーからメールが届きます。
メールで指示されたのは
- 健診を受けて期日までに診断書を提出
- 警察証明書が準備でき次第提出
上記二点です。
警察証明書の提出方法に関する指示を受ける
担当オフィサーからのメールには警察証明書が準備できたら「フィジカルドキュメント」を提出するようにと書いてありました。
警察証明書が用意できたので提出しようと思ったのですが、フィジカルドキュメントの意味も分からないし、警察証明書の入った封筒には「開封無効」と書いてある。
さて、どうやって提出するのかな?とここで戸惑いました。
担当オフィサーにメールをして確認したところ、封筒を開けてスキャンをして、そのスキャンデータをメールで送るようにとの指示でした。
移民局では警察証明書を取り扱えないため、スキャンしてメールで送ってほしいとのこと
ただ、警察証明書が入っている封筒には確かに「開封無効」と書いてあるので、これは開けたらまずいと思い、再度確認しました。
今度はもう少し具体的に、
- 要求機関に提出する前に開封すると書類が無効になると書かれている
- この“要求機関”というのはニュージーランド移民局のことを指しているのではないか
と強調して聞いてみたんですが、それでも担当オフィサーからの指示は最初と変わりませんでした。
日本国総領事館にも問い合わせた
それでもやっぱり「開封無効」が気になるので、領事館へも問い合わせました。
※領事館はビザ申請そのものは管轄外です。問い合わせたところで対応してもらえる確信はありませんでした。
領事館からの返答は次の通り。
- 警察証明書は提出を求めてきた政府機関(今回の場合、ニュージーランド移民局)に宛てて発行されるものであるため開封無効としている
- 移民局にその旨を説明し、それでもスキャンを送るよう指示されたらその指示に従うように
- 手元に残った警察証明書は理由書を添えてすみやかに領事館へ返却するように
担当オフィサーへ警察証明書の提出方法を最終確認
領事館から指示された通り、担当オフィサーへは開封無効の旨を説明。
警察証明書はスキャンしたもので問題ないのかと、最後にもう一度確認しました。
担当オフィサーからは「日本側では開封無効という決まりがあることは理解できた。ただし移民局では警察証明書の取り扱いはできない。ビザ申請を完了させるにはスキャンを送ってもらって進めるしか方法がない。開封しても問題はないのでスキャンをメールで送ってほしい」
との返事がありました。
最初よりは丁寧に説明してくれましたが、指示の内容そのものは同じです。
ここまで確認したので、「よし、開封しよう」と踏ん切りつきました。
警察証明書は移民局にメールで提出
警察証明書をスキャンして担当オフィサー宛にメールを送ると「あなたの警察証明書を受け取りました」といった返事がきました。
その後は領事館から指示された通り、手元に残った警察証明書は理由書を添えて領事館へ返却。
理由書の書き方に決まりがあるか確認したところ
- 「警察庁 警察証明書発行担当者様へ」というタイトルをつける
- 自分の言葉で返却理由を記載
- 日付と署名を入れる
- 手書きでもパソコン入力でもかまわない
との回答が得られました。
そしてパソコンで作成してすぐに返却。
それからしばらくして、ニュージーランド移民局からのメールでワーホリビザがおりました。
まとめ
何度も問い合わせたわりに、何の問題なくワーホリビザが取れました。
そこまで確認する必要あるの?と思われるかもしれませんが、警察証明書は申請から取得まで2~3ヵ月かかると言われています。
警察証明書が無効になってしまったらビザ申請も振り出しに戻るので、やはり手間がかかってもきちんと確認しておくべきだと思います。