海外シニア女性に学ぶ!いくつになっても女を忘れない「女盛り」論

海外で出会ったシニア世代の女性がイケイケでした。

留学中、初めの1ヶ月だけホームステイでお世話になったホストマザーは、一人暮らしの70代。

長旅を終えて彼女の家に到着するなり、熱い抱擁と歓迎の言葉で迎えてくれたとっても素敵なホストマザーです。

1ヶ月のホームステイの間、彼女はいろんなところに私を連れて行ってくれて、彼女の友人の家にまでお邪魔させてもらったこともあります。

また、ワーホリ中に働いたケアホーム(日本でいう介護施設や老人ホームのようなところ)では、そこに入居しているシニア女性たちといろんな話をしました。

海外生活を通してたくさんのシニア女性に出会ったわけですが、そんな彼女たちに共通していたのは、「恋をしている」こと。

私は彼女たちとの関りから、女性として楽しく生き抜くための小さなヒントをもらったような気がします。

 

いくつになっても女を忘れない海外女性のライフスタイル

 

日本のシニア世代が集まって話すことと言えば、どんなことを思い浮かべるでしょうか。

老々介護やお墓のこと、あるいは遺産のこと・・・?

なんとなくですが、少し暗い話題で盛り上がっている様子が目に浮かびます。

いやいやそんなことないよ、という方がいたら教えてください。

少なくとも私の祖父母や親戚、近所に住むシニア世代はいつもこういう話題で盛り上がっています。

一方で、私が海外で出会ったシニア女性たちがどんな話題で盛り上がるかと言うと、ネイルやヘアスタイル、パートナーとのことなど、一般的に若いと言われる女性が話す内容と同じ。

海外には、いくつになっても女を忘れない「女盛り」のシニア女性がとても多いと感じました。

 

女を忘れない海外女性のネイル事情

ホストマザーは月に一度はネイルサロンに通っていました。

私もホームステイ中に一度だけ、一緒にネイルサロンに行ったことがあります。

その時のホストマザーは、カタログを見て「どっちの色が素敵?」と私に聞きながら、楽しそうにネイルの色を選んでいました。

ネイルサロンには、ホストマザーの他にも70代前後と思しき女性がちらほら。

もちろんホストマザーの友人女性たちもネイルはきれいに手入れしており、「あら!今回はピンクにしたの?」とか、「ストーンをつけてみたの!」といった会話で盛り上がっていました。

日本では見たことのない光景に驚きを隠せないと同時に、この女子力は少し見習った方がいいかも、と思ったものです。

 

女を忘れない海外女性のヘアスタイル事情

ホストマザーはネイルサロンだけでなく、ヘアサロンにも毎月通っていました。

もちろん、私も同伴したことがあります。

その時もやはりカタログを見ながら、「この色に染めようと思うんだけどどう思う?」と言って、楽しそうにしていました。

また、ワーホリで働いていたケアホームでは、毎週水曜日が出張ヘアサロンの日でした。

入居している女性たちはこの出張ヘアサロンを楽しみにしていて、中には毎週ヘアカットをしてもらっている人もいました。

ヘアカットが終わると手鏡を持って髪型チェック。

「素敵ですよ!きれいになりましたね!」と声をかけると「そうでしょ~?ふふふ」と大満足の様子。

髪は女の命と言いますが、彼女たちを見ていると本当にその通りだなと思いました。

そういう私は結構ずぼらで、海外では良い美容院に出会えないから・・・というのを言い訳に、髪は伸ばしっぱなし、染めた部分はムラになりまくり、というなんとも悲惨な状態。

髪に気を使う女性たちを見て、激しく反省することになりました。

 

女を忘れない海外女性の恋愛事情

ホストマザーは一人暮らしですが、近所には娘家族が住んでいました。

そのため、ご主人とは死別したんだろうなと思っていましたが、なんとびっくりホストマザーにはボーイフレンドがいました。

(結局、昔ご主人がいたかどうかは謎のまま)

ホストマザーとボーイフレンドのデートはちょっといいレストランでの食事だったり、きれいなビーチを目の前にバーベキューだったり。

時々私も誘ってくれることがあったので、ふたりのデートにお邪魔したこともあります。

あまりのオープンさに初めは驚いたものの、これって海外では当たり前?と思うようになり、いつの間にかホストマザーのボーイフレンドとも気軽に話せるようになっていました。

そして驚くべきことに、ケアホームに入居している女性たちもまた、ボーイフレンドがいました。

いやいやケアホームに入居しているのにどこで恋するの?と思いますよね。

実は、そのボーイフレンドというのは彼女たちと同じようにケアホームに入居している男性たち。

このことを知った時、海外って何でもありなんだな・・・と驚きを通り越して感心してしまいました。

ケアホームで働くスタッフに「ケアホーム内でカップルになるってどういうこと!?」とたずねたら、「恋なんて人の勝手でしょ、どこにいたってできるよ」とこれまたびっくりな返答が。

おそるべし海外のシニア女性、そしてシニア男性。

これは大半の日本人には理解できない価値観かもしれない、と思いました。

 

いくつになっても女を忘れない海外女性から学んだ事

私は地方の田舎育ちということもあってか、人よりも考えが古く、新しいことを受け入れるのに時間がかかります。

そして何かとルールに縛られがちで、我慢することに慣れてしまっていたように思います。

しかし、シニア女性の自由で開放的な姿から、私はもっと「我慢しない」生き方をすればいいよ、と言われている気持ちになりました。

ネイルを楽しんだり、ヘアスタイルに気を使ったり、ボーイフレンドやパートナーとデートをしたり。

彼女たちの共通点は「恋をしている」ことだと言いましたが、その相手は必ずしも「異性」というわけではなく、「自分自身」でもあると思うんです。

年齢に縛られずおしゃれをしたいと思えばする、ボーイフレンドを持ちたいと思えば持つ。

シニア女性たちとの関わりを通して、いくつになっても「女盛り」真っ只中の女性というのは、とても魅力的だなと思いました。

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まとめ:いくつになっても「女盛り」を垂れ流していこう

 

海外のシニア女性に学ぶ「女盛り」論を好き勝手に繰り広げてみたわけですが、シニア女性たちは見た目も若いのか?というと、実はそういうわけでもありません。

シニア世代らしく、顔や手には皺が刻まれ、たまにはどうしようもない物忘れだってします。

いくつになっても女を忘れないというのは、無理な若作りをするという意味ではなく、年齢を輝かせ続けるという意味なんですよ。

私は「輝く女性」というものにさほど興味はありませんが、「年齢を輝かせられる女性」にはなりたいと思っています。

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